この農園はコピルアクだけじゃない
ダナンでのジャコウネコとの出会いがコーヒー栽培へのきっかけでした。
生産も多くはないものの安定してきて、『発酵』にこだわったコーヒーをいくつか生産してきています。
ワインの味と香りの「シャトーロブスタ」。
発酵を極めたベトナムコーヒーの権威と共同開発で日本には無い一杯が出来上がりました。
Qコーヒーという国際認証を取ったのも納得の仕上がりです。
「宮廷料理コーヒー」。
発酵で王室の晩ごはんをイメージした少しスパイシーさがある仕上がりのコーヒーです。
香りのスパイシーさとは反対で味はまろやかで至ってスムースです。これは果実でも木の実でもない新体験です。
「ハニーロブスタ」。
上質ロブスタ種の甘さを限界まで引き出したハニーロブスタ。AI焙煎の導入で焙煎も科学的に行います。
「リベリカコーヒー」
世界のコーヒー生産の1%を超えることはないレアな豆。珍しいだけでなく甘みやコクがしっかり詰まった高品質の豆です。ベトナムでリベリカ生産はほぼ無いため調達に8年かかりました。
※加筆修正中です。
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コーヒーから採れるのはコーヒーだけでもない

農園からは多種多様な「変わった」コーヒーが採れます。味・香りも特徴的で土から作っています。
白い花が枯れる前に絶品のはちみつも収穫できます。
コーヒーからのはちみつはもはやコーヒー豆を超えるくらいの人気になっています。
面白く特徴あってその先に美味しさがあります。

例えばワインの風味の「シャトーロブスタ」。
ワイン樽で香り付けする「バレルエイジド」でするのお店ががほとんど。
当園は発酵の力だけでワインの味と香りを出します。
乾燥と発酵・そして焙煎を組み合わせて重厚なワインのようなコーヒーを生んでいます。
もっと言えば土作りと当てる肥料、植え替えや剪定から作り込んでいます。
豆のとき・挽いたとき・お湯で蒸らしたとき・飲むときすべてのタイミングで香りも変化していきます。
自社製品では無いコーヒー豆も25年8月から登場しました。
「リベリカコーヒー」です。
なかなかな異次元のコーヒーが届きました。
出会いはふらりと入ったカフェで珍しい豆あるよって聞いたのがきっかけです。
豆が何か聞く前に産地は?と聞けば「クアンチ省」からと。
近年クアンチ省産の豆がちょっとキテると専らのウワサでしたのですが、園内で飲んだことあるスタッフがおらず、ホーチミンのスタッフも見たことないと幻の豆でした。
「リベリカがあります」とカフェのスタッフ聞いた時、
「リベリカ?土地の名前だっけ?産地のこと?」
屋台のコーヒー屋さんで炎天下で聞いたので、しばらくリベリカが品種だと気づきませんでした。
その後香りから飲むまでの衝撃はその日の暑さを忘れて「冷や汗」が流れたのを覚えています。